ハセンアナ、獏の憔悴映像放送に「お叱りある」も…コロナ恐ろしさ「伝える必要ある」
TBSの国山ハセンアナウンサーが27日、同局「グッとラック!」で、新型コロナウイルス肺炎で亡くなった岡江久美子さんの遺骨を迎えた夫の大和田獏の映像を流したことに、視聴者からは「おしかりの言葉を受けることもある」としながら「新型コロナウイルスがいかに恐ろしいものなのか」を伝える意味でも放送したと説明した。
番組では、遺骨となって自宅に戻った岡江さんを迎えた獏の傷心の映像を放送した。獏は憔悴しきった表情ながらも、集まった報道陣へ、新型コロナウイルスにかからないよう「どうぞ気をつけてください」と気丈に呼びかけていた。
このVTR後、ハセンアナは「映像の最後にありました大和田獏さん、非常に苦しい心境の中で取材に答えてくれたということです」と切り出すと「この映像を流すことに関しては、なぜマスコミはそっとしておかないのか、なぜこういった映像を流すのかという厳しいご意見、おしかりを受けることがあるんですが」と、視聴者からはあまりに辛い映像に、マスコミを非難する声があることを認めた。
その上で「新型コロナウイルスがいかに恐ろしいものなのか、その無情さを伝える必要もあるという観点から、この映像を流すことに致しました」と説明した。
MCの立川志らくも、獏の態度に「悲しみでいっぱいなのに、毅然とした態度で、本当なら何も言いたくないだろうし、あんなごちゃごちゃ人が集まったらなんだ、ということになるが、皆さん気をつけてくださいと。素晴らしいメッセージでした」と、獏のメッセージを伝える意義を語っていた。