アイドルの和田彩花(26)が1日、都内でソロライブ「和田彩花 2020 延期の延期の延期」を開催した。

 和田は、本来であれば2月から3月にかけて初のソロツアーを開催する予定だった。愛知県での初日は開催できたものの、コロナ禍で中止、延期を余儀なくされた。本公演は、タイトルにもあるように3回の延期の末に実現した東京でのソロ初ワンマンライブ。そして、ライブ当日の8月1日は和田の26歳の誕生日となった。

 和田のセルフプロデュースによる本公演は、本人が手がけた映像をバックに生バンドの演奏でステージが進行した。

 フランス語曲の「Une idole」や、広い意味での愛情を歌った「それでも愛を信じるのは」、自身がMVを制作したことでも話題となった「ホットラテ」などを歌唱。日本のジェンダーギャップへの思いを綴った「121位」など、和田自身が作詞した全16曲が披露された。久しぶりの和田のパフォーマンスに、ファンは歓声の代わりに大きな拍手を送った。

 ライブ中にはポエトリーリーティングも行われ「もう、抵抗のためだけに仕事が一番だなんて示す必要はないし、私生活がないかのような態度を示す必要もない。複雑な思いを一旦吐き出し、表現できる場と環境を大切にする姿勢を貫くことが彼女には必要で、『今日は誕生日だから、仕事が終わったら早く帰る。』そう口にすることも必要だ」と、現在の彼女のスタンスを表すような言葉を語った。

 会場は、新型コロナウィルス感染拡大防止を考慮してキャパシティー2800人の会場に400人の観客を動員する形となった。