J1名古屋の元日本代表FW金崎夢生(31)が19日、ホーム神戸戦で2本のPKをしっかり決めてチームに2―1の逆転勝利をもたらした。

 0―1の前半42分に決めたPKは、MFマテウス(26)のシュートが、相手DFの手に当たって得た。落ち着いて相手GKの逆をつくゴール右隅に決めた。1―1の後半11分は、FW前田直輝(25)がペナルティーエリア内で倒されてのPK。同じ右隅を狙った2本目は、相手GKの指先に触れられたが、ゴールネットを揺らした。PKキッカーの重責を果たしたストライカーは「マテウスや直輝がチャンスメークしてくれて最後は決めるだけった」とチームメートに感謝した。

 この日から観客数の上限人数が緩和され、豊田スタジアムは1万1854人が駆けつけた。より多くの後押しを受けたことには「(これまでの最大)5000人とは違う雰囲気。多く入っていたのは試合をやっている時に感じていた。その中で試合に勝ててよかった」と語った。