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松本穂香『みをつくし料理帖』ヒロインの“下がり眉”を練習

下がり眉に苦戦?
下がり眉に苦戦?

 映画『みをつくし料理帖』の公開記念舞台あいさつが17日に都内で行われ、松本穂香奈緒若村麻由美窪塚洋介小関裕太藤井隆石坂浩二中村獅童角川春樹監督が出席した。ヒロインを演じた松本は、役づくりとして下がり眉の練習をしたというエピソードを明かした。

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 本作は高田郁のベストセラー小説「みをつくし料理帖」シリーズを、プロデューサーとして数々のヒット作を送り出してきた角川監督が映画化。幼いころに両親を亡くし料理人になった澪(松本)が、さまざまな苦難を乗り越え人生を切り拓く姿を描く。

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 劇中で下がり眉なヒロインを演じた松本は、「わたしは元々下がり眉ではないので、台本で下がり眉という文字を見るたびに不安を抱いていて、家で鏡の前に立って一人でずっと下がり眉の練習をしていました」と回顧。続けて、「できたという実感はなかったですけど、メイクさんとも相談して『そんなに心配することではないのでお芝居に集中してください』とのことでした。ただ、練習はしました」と意外な苦労をしたほほ笑ましい一コマを紹介。

『みをつくし料理帖』

 一方、花魁のあさひ太夫を演じた奈緒は、「すごく憧れの存在だったので自分にできるだろうかという焦りやプレッシャーはありました。とは言ってもあの格好をできるのはとても楽しみで、いざその格好をしてお着物をきれいに着せていただいて頭も結っていただいて、お部屋に入った時にすごく寂しい気持ちになりました。こんなきれいな景色ときれいなお部屋の中で一人でいる女性ってどんなに孤独なんだろうと」と話し、「日が強く当たる方だからこそ影の強さもすごく感じました」と役柄に感じた内面を語った。

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 また、澪と窪塚演じる小松原との印象的な俎橋のシーンでは、およそ2分間の中でセリフがわずか30秒だったことをMCが紹介。間をたっぷりと置いた演出について、窪塚は「異なる媒体ですけど」と前置きした上でYouTubeでは間を詰める傾向にあることに触れ「(映画も)音楽もそうですけど、そこに間があるから僕らは色々と感じられたり考えられたりすると思います。その間を愛おしんで慈しめるような人でありたいと思うし、そういうものを作品に残していきたいという思いが強いので、そのシーンを穂香ちゃんと一緒に演じることができてうれしかったです」とコメント。

 松本も「二人の会話は特にないけど、『目で会話してほしい』ということはずっと前から監督から言われていた言葉だったので、そこに行って見て感じたものが映っていればいいなとの思いで、事前に考えて挑んだシーンではなかったです」と撮影の様子を振り返った。(取材・文:中村好伸)

映画『みをつくし料理帖』公開中

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