則本昂大投手(29)が27日の西武戦(メットライフ)で先発マウンドに立ち、7回を今季最多の130球、6安打3四球4失点(自責3)。チームは3―4で逆転負けを喫し、今季6敗目を喫した。

 初回は制球が安定せず二死一、二塁から外崎に先制の適時打を許す。その後は立ち直りかけたものの、3―1とリードした4回一死二、三塁から森に逆転3ランを被弾。小深田の失策から始まり、2人の走者を背負う形となったが、ここで迎えた森に対して追い込みながらも甘く真ん中に入った直球を痛打された。

 降板後のエースは逆転弾を浴びたことについて「悔しい一発になってしまいました」とコメント。そして「(西武3連戦初戦の)火曜日を取りたかったので、何とかしたいという気持ちは強かったです」とも振り返った。

 試合後の三木監督はエースの投球について「本当に気持ちも入り、ボールも強かった。球数もかかったりしながら頑張っていたが…。則本昂本人も森のホームランのところではいろいろ感じているのではないか。また次の登板に向け、しっかり調整してもらいたい」とコメントしていた。

 現在4位のチームは3位・西武との直接対決3連戦で痛恨の黒星スタート。2位・ロッテとの差は3・5ゲームのままだが、西武との差は1・5ゲームに広がった。奇跡の逆転CS進出はますます苦しくなってきた。