ゴルフの男子ツアー年内最終戦「日本シリーズJTカップ」初日(3日、東京よみうりCC=パー70)、連覇を狙う石川遼(29=CASIO)は4バーディー、1ボギーで3アンダー。首位の池田勇太(34)と3打差の8位で発進した。

 名物ホールの18番パー3(227ヤード)。バーディーパットは惜しくも切れて、上がり3連続バーディーでのフィニッシュはならなかった。

 それでもピン下3メートルの絶好の位置に付けたティーショットは「僕がJT(過去の日本シリーズ)で打った中でも上位に入る、いいショット」と納得の表情で振り返る。新型コロナウイルスの影響で無観客のため、例年のような大歓声はなかったものの「僕には歓声が聞こえました。勝手に盛り上がってましたけど」と石川は笑顔で話した。

 残り3日で3打差は「優勝を狙える位置にいると思う」と逆転にも自信を見せる。すでに勝利を決めて浴びるはずの大歓声のイメージもでき上がっているのかもしれない。