五輪金メダリストがパラ陸上界を活気づける。

 2022年に兵庫・神戸市で開催される世界パラ陸上選手権の大会アンバサダーに、04年アテネ五輪女子マラソン金メダルの野口みずき氏(42)が就任。21日には、大会組織委員会副会長の久元喜造市長(66)から委嘱状を手渡された。

 野口氏は「世界パラアンバサダーに就任ということでありがたく思っている。アスリートの躍動感を多くの人に見てもらいたいので、素晴らしさなどを多くの人に伝えていきたい」と力強く宣言。自身も現役時代に約3年間、神戸市を拠点に活動したことから「お世話になった神戸の街を盛り上げたい。ありがとうを伝える活動にしたい」
と決意を述べた。

 当大会が東アジアで実施されるのは初めて。22年8月26日~9月4日の日程で神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で行われ、100の国と地域から約1300人の選手が集う。

 野口氏は今後、大会組織委員会のSNSなどで大会の魅力を発信していくという。