関西で活動する芸歴10年目以下の若手芸人が競う「第10回ytv漫才新人賞決定戦」の取材会が8日、大阪市中央区の読売テレビで行われた。

マユリカ、コウテイ、紅しょうが、隣人、たくろう、タチマチの順で、同局で28日午後3時から生放送(関西ローカル)の決定戦に出場する。

芸歴10年目のラストイヤーとなるマユリカは阪本(31)中谷(31)の3歳からの幼なじみコンビ。昨年も決定戦に進出したが、中谷に新型コロナウイルスの濃厚接触者の疑いがあり、大会直前で棄権。神社におはらいに行ったが、阪本が財布をなくしたり、中谷も「50万円したインプラント手術を失敗したり…」と不運が続いたことを明かした。

リベンジを誓ったが、出場順を決める抽選では1番を引き、阪本は「(昨年の)リベンジしてやるって思いはありますが、1番を引いて砕け散った。無理だと思います」と肩を落とした。中谷は「前回、ビスケットブラザーズが1番で優勝してるから」と励ました。

昨年優勝のビスケットブラザーズのきん(29)原田泰雅(29)と、マユリカ、紅しょうが稲田美紀(32)は同期。中谷は「仕事量が格段に増えてて、賞をとった人の影響力を間近で見ている。仲がいい同期で悔しいので並びたい」。阪本は「原田が『マユリカが棄権じゃなくても僕らは優勝でした』ってイジリをたまにするんですけど、ちょっとイラっとしてます」と明かした。稲田は「原田がお金を持ったら人が変わるタイプ。私はお金を持っても私でいようと思う」と笑わせた。

審査員長はオール巨人、審査員はハイヒールリンゴ、ブラックマヨネーズ吉田敬、スピードワゴン小沢一敬、フットボールアワー岩尾望が務める。小沢と岩尾は今回が初めて。