空知英秋さんの人気マンガが原作のアニメ「銀魂」の完全新作の劇場版「銀魂 THE FINAL」(宮脇千鶴監督)の累計興行収入が17億4000万円を突破し、アニメ「銀魂」シリーズ史上最高の興行収入を記録したことが3月1日、分かった。観客動員数は125万人を突破した。同作のキャラクターデザイン、総作画監督の竹内進二さんが主人公・坂田銀時を描き下ろしたお祝いイラストも公開された。
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宮脇監督は「アニメ銀魂の『最後のバカ騒ぎ』をお祭りに仕上げてくれたのはほかならぬ映画を見に来てくださった方々だと思っております。皆様に楽しく踊って騒いでいただき、苦労が報われる思いです。本当にありがとうございました。これからの方も、公開はまだ『もうちっとだけ続くんじゃ』なのでご参加お待ちしてます」とコメントを寄せた。
企画のバンダイナムコピクチャーズの樋口弘光さんは「必ず原作ラストまでを映像化する! 興行成績は前作を超える! これらの目標を掲げ、多くの関係者のご協力を得てここまでやってこれました。なにより、アニメ銀魂をいつも応援してくださったファンの皆様のおかげです。アニメ銀魂映画シリーズ3作の興行成績が右肩上がりで有終の美を飾れたことは記録となりました。そして万事屋の日常が続いていくことは皆様の記憶に残るものとなったと思います。改めて、銀魂は永久に不潔です。ありがとうございました!」と話している。
前川貴史プロデューサーは「映画を見てくださった皆様から『笑った!』『泣いた!』など、たくさんの感想をいただきました。アニメスタッフの一員として、こんなにうれしいことはありません。『最後のバカ騒ぎ』は続いていきますので、寂しがるのはちょっと早いです。かぶき町のみんなには、まだ会いに行けますから」と語っている。
「銀魂」は、天人(あまんと)と呼ばれる異星人に占領された江戸時代を舞台に、何でも屋を営む侍・坂田銀時らが難題を解決する姿を描いたSF時代劇コメディー。マンガは「週刊少年ジャンプ」(集英社)で2003年12月に連載がスタートした。コミックスの累計発行部数は5500万部以上。テレビアニメ化されたほか、小栗旬さん主演の実写映画もヒットした。
原作マンガが「週刊少年ジャンプ」「ジャンプ GIGA」(同)で最終回を迎えられなかったことも話題になった。その後、「銀魂公式アプリ」で“最終回の向こう側(続き)”を配信。2019年6月20日に最終訓(回)に当たる3回目の配信「第七百四訓 天然パーマにロクな奴はいない」が配信され、“三度目の正直”でついに完結となった。
テレビアニメ第1期が2006~10年、第2期が2011~13年、第3期が2015~16年、第4期が2017~18年に放送された。2010年に劇場版アニメ「劇場版 銀魂 新訳紅桜篇」、2013年に「劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ」が公開。新作アニメは劇場版3作目となった。
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