演劇と映像を融合した異色の舞台「魔界転生」が2年ぶりに上演されることになり、23日、都内で発表された。

演出の堤幸彦監督(65)は「コロナの時代だからこそ、プロジェクションマッピングを超えて、巨大なマジックのようなものを用意したい」と話した。

主演の上川隆也(55)は「稽古中はマスクをしているので、声の通りがわかりにくいところはありますが、共演のみなさんの前のめりと言っていいくらいのエネルギーを感じています」と稽古の充実ぶりを明かした。

初参加の小池徹平(35)は「食らい付いていく感じですが、熱い稽古が続き、映像と合体したらどうなるか、楽しみで仕方ない」。藤原紀香(49)も「稽古中も、何度も感激で泣いてしまった」と明かした。初舞台となった渡辺大(36)は「毎日毎日が新鮮で、何もかもが実になります」と笑顔を見せた。

前回からの浅野ゆう子(60)は「上川さん小池さんと松平健さんの殺陣を見られるだけで幸せです」。山口馬木也(48)は「この1年中止が続き、改めてエンタメの必要性を実感しました。久々の稽古で笑いも涙もあり、何より楽しい」と感慨深げだった。

4月7日の愛知・刈谷市総合文化センターを皮切りに、東京公演は5月4日から明治座で。