俳優海宝直人(32)が20日、都内で行われた、第46回菊田一夫演劇賞(映画演劇文化協会)の授賞式に出席し、先月、大動脈弁狭窄(きょうさく)症との診断を受け現在治療中の渡辺徹(60)についてコメントした。

海宝は「アリージャンス~忠誠~」のサミー役、「TOHO MUSICAL LAB.Happily Ever After」の男役の演技が評価され同賞を受賞。

「アリージャンス~忠誠~」で海宝の父親役を演じていた渡辺は、急性気管支炎のため、同ミュージカルの4月17~18日の名古屋公演、4月23~25日の大阪公演を休演していた。

賞発表の際に渡辺とは「ラインしていた」という海宝。渡辺について「時に面白いことを言ってキャストの皆さんを笑わせてくれたりとか、みんなが迷っていた時には『もっとこうした方が良いんじゃないか』とか、『小道具をこう動かした方が良いんじゃないか』とか、そういうアドバイスをくださったりして、カンパニーを支えてくださった。千秋楽はご一緒できなかったんですけど、作品を共に作り上げてきたなという思いがとても強いです」と力強く語った。