通算150勝に王手をかけている楽天・涌井秀章投手(34)がトラブルスタートを切った。

 28日のDeNA戦(楽天生命)に先発した涌井。初回は制球が安定せず伊藤光の左前打とオースティンの四球で二死一、二塁のピンチを背負うと、5番・宮崎に四球後の初球ストライク(球種はチェンジアップ)を狙われ左前適時打で1失点、さらに一、三塁とされソトへの4球目のシンカーが適時暴投となり2点目を失った。

 初回だけで27球を費やし制球に苦しむ涌井。ここから粘って試合をつくれるかが勝利への分岐点となる。