自民党総裁選に出馬している野田聖子幹事長代行が22日、ツイッターを更新。夫が元暴力団員だという報道に反論した。

 野田氏の夫については元暴力団組員だったとして「週刊文春」「週刊新潮」などが報道している。これに対し野田氏は「私が夫を信じる理由」として、ここまでの裁判の経緯などを明かした。

 野田氏は「私の夫が元暴力団員であるとする週刊誌報道が続いております。(中略)改めて『信じる理由』をご説明します」と書き出し、ツイートを連投。

「『文春』が根拠としている警察庁のデータベースについては、夫が文春を名誉棄損で訴えた裁判の判決において、証拠として全く信用されなかった怪文書であり、判決でも夫を『元暴力団員である事実を認めることはできない』と認定しました」と説明した。

 また、「『新潮』との裁判で証人として出廷し、取材を受けている元暴力団組長については、裁判で虚偽の証言をしたとして、偽証罪で刑事告発し、受理され、警察においてすでに捜査が始まっています」と続けた。

 その上で「今後の捜査により私の夫が元暴力団員ではないとの真実が明らかになると考えます。現在、夫は自身の名誉回復を求め係争中です。皆さまには諸事情ご理解の上、不当な誹謗中傷等はお控えいただければ幸いです」と訴えている。

 自民党総裁選に出馬した野田聖子幹事長代行は20日、地方議員とのオンライン会議で、自らの夫が「元暴力団員」などと週刊誌に報じられたことについて「夫を信じている。歯を食いしばって頑張りたい」と述べ、事実無根だと訴えた。