大相撲の元関脇貴闘力・鎌苅忠茂氏が3日、自身のユーチューブチャンネル「貴闘力部屋」に新動画をアップ。大麻使用で日本相撲協会から懲戒解雇処分を受けた元幕内貴源治が出演し、現役時代に所属していた貴乃花部屋の「ちゃんこ銭問題」について、改めて詳細を語った。

 元貴源治は前回出演した動画の中で、貴乃花部屋のちゃんこ代が20人で1日合計約2000円だったことなどを〝暴露〟。ネット上では「育ててもらって、これはない」「話を盛ってる」などと批判が殺到して〝炎上〟し、自身のSNSで「あった事を話しただけ」と反論していた。

 この日の動画で鎌苅氏が「オレは夜だけだと思ってたんだよ、2000円」と問いかけると、元貴源治は「いや、朝昼兼用の1食と、夜(2食分)ですね」と回答。鎌苅氏は「ウソだろ! 2000円で、どうやってやっていくのよ」と驚きの表情を浮かべた。

 さらに元貴源治は「1、2キロのもやしを買って。かさ増しですよね。あとは安い業務用の量があるウインナーを買って。あとは卵ちょろっと、とか。基本的に昼多めで、夜少なめ。だから関取とかが夜食べる時に『なんだ、これは!』みたいな話になって。『いや、ちゃんこ銭が少ないんですいません』みたいな」と当時の様子を振り返った。

 証言通りなら、1人あたりの1食の金額は50円。元貴源治は「その時に小学生とか中学生の給食が、だいたい1食250円じゃないですか。給食より安いじゃねえかよって(部屋の)皆で話をしていたので。オレら、小学生よりまともな物食ってねえじゃないかみたいな(笑い)」と明かした。

 元貴源治の話を一通り聞いた鎌苅氏は「それで(元貴乃花親方は)子供らを青山に入れて高い金を出してるんだろ。親方をやる資格がない。そんなことしてたら。辞めて正解だよ。もう相撲部屋(貴乃花部屋)自体がなくなってるけどね」と、あきれたような表情で語っていた。