昨年２月１１日に逝去した名将・野村克也氏（享年８４）をしのぶ会が１１日午前１１時から神宮球場で執り行われた。

　教え子であるヤクルト・高津臣吾監督や阪神・矢野燿大監督、古田敦也氏、日本ハム・新庄剛志監督、楽天・田中将大投手ら多くの球界関係者が出席した。

　新庄監督は阪神時代に指導を受けた野村監督を“恩師”として慕い、日本ハム監督に就任した際も「大きな空から僕の采配　選手教育を見届けてください」と思いを伝えている。

　この日は野村氏から譲り受けたというヴェルサーチのグレーのジャケットとタートルネックを着用。「たぶん、監督になったと聞いたらビックリするでしょうね」などと笑った。

　盟友の江本孟紀氏、古田氏に続いて高津監督が弔辞を読み、「野村監督、まずは日本一の報告をさせてもらいます。日本シリーズの指揮は苦しく難しく、それでも楽しく、勝つ喜びは何ごとにも代え難いものがありました」などと語りかけた。