ギリシャ1部PAOKで〝飼い殺し〟となっている元日本代表MF香川真司(32)が、ドイツメディア「ディアウエステン」から「キャリアの終わりに近づいている」と厳しい見通しを指摘された。

 同メディアはドイツ1部ドルトムントの元スター選手を特集。その一人として香川を取り上げた。キャリアの絶頂期と言っていい2010年夏に加入したドルトムントでの2シーズンから、満を持してイングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッドに移籍したが、そこから全てが下り坂だったとした。

 マンチェスターUからドルトムントに復帰したものの、以前の輝きを放てず、ベシクタシュ(トルコ)、サラゴサ(スペイン)でも大きなインパクトを残せなかった。約4か月の〝浪人〟生活を経て1月にPAOKに加入したが、今季はわずか1試合の出場。ギリシャの地元メディアに「香川はルチェスク監督の永久的なブラックリストに登録されている。PAOKでのキャリアは終了とみなされている」とまで報じられてしまった。

 そんな状況を踏まえて「ディアウエステン」は「キャリアの終わりに近づいている」と表現したわけ。ただ古巣のC大阪などJクラブからの〝ラブコール〟は続いており、MF本田圭佑のように世界に目を向ければ、〝職場〟は確保できそうだが、香川本人はどんなキャリアプランを描いているのだろうか。