稲垣吾郎(47)草なぎ剛(47)香取慎吾(44)の所属事務所CULENが、新作映画「サバカン SABAKAN」を製作することが15日、発表された。草なぎ主演の「ミッドナイトスワン」に続いての製作となる。

1986年(昭61)の長崎を舞台に、イルカを見るために冒険にでることになった2人の少年の友情とそれぞれの家族との愛情の日々を描く。コロナ禍の中で社会の分断が進む中、80年代という時代を通して映し出される、貧しさの中にある人の温かさと優しさに触れる作品になるという。

主演は、子役の番家一路(11)。ほか原田琥之佑(11)尾野真千子、竹原ピストル、貫地谷しほり、草なぎが出演する。

監督・脚本は、本作が映画初監督となる金沢知樹氏で、萩森淳氏との共同脚本。TBS系連ドラ「半沢直樹」などの脚本や演出を手掛けてきた。脚本は完全オリジナルで、今年8月から9月にかけて、長崎県を中心に撮影が行われ、来年8月公開予定。

草なぎは「僕にも忘れられない子どものころの思い出があります。あのころのおかげで踏ん張れることってあると思います。この作品を見るとそんな事を思い出してもらえるんじゃないかな」。

尾野は「夫と子どもたちとワイワイ言いながら、笑顔が絶える事なく撮影できてうれしかったです! どんなアドリブも自然にできて本当の家族のようなあったかいシーンになった気がしました。大変だったのは長崎弁でした! でも、楽しかったです」、貫地谷は「長崎の撮影現場に入ったら金沢監督の現場だからこその明るい光景が広がってていました。そこに住んでいるかのような子どもたち。伸び伸びとしているみんなの様子に感動しました。懐かしい宝物のようなあのころがギュッと詰まった映画です。脚本を読んで胸が熱くなりました。早くスクリーンで見るのが楽しみです!」とコメントした。

※なぎは弓ヘンに前の旧字体その下に刀