FMW―E率いる〝邪道〟大仁田厚(64)が、全日本プロレスの〝暴走専務〟こと諏訪魔(45)に再びラブコールだ。

 本紙既報通り大仁田は、古巣・全日本の創立50周年イヤーを祝うため来年5月5日に電流爆破のビッグマッチを計画している。過去に「5・5川崎球場決戦」として定着した〝FMWの日〟開催に向け、出場選手のリストアップも進んでいる。

 大仁田は「横浜の借りを神奈川で返そうと思っているんだ」と切り出すや「諏訪魔、出て来いよ」と名指しで指名。諏訪魔とは2017年7月に横浜で対戦したが、被弾した上に試合でも敗れたため再戦の機会をうかがっているようだ。

 また「全日本が話題になっていない。俺のほうが目立っているんじゃないか?」とメモリアルイヤーを前にしても全日本の存在感が弱まっていることを危惧する。それだけに「何を埋もれているんだと。専務を務めているようだが、イスにどっかり座ってしまったらおしまいだぞ」と諏訪魔を一喝。「アントニオ猪木を見てみろ。会長になろうと、何になろうとリングに上がっては暴れてきたぞ」と〝燃える闘魂〟を引き合いに出してゲキを飛ばした。

 一方、7月に旗揚げしたFMW―Eは19日の興行(神奈川・鶴見青果市場)で6回目を迎えた。数々の電流爆破アイテムの使用で警察への通報や消防からの指導などギリギリの挑戦が続いているが、今回も20選手が入り乱れる「電流爆破ハードコアランブル」で観客を魅了。勝利を挙げた邪道は「来年はまず、5・5に向けて突っ走るぞ!」と宣言。22年も何かと話題を呼びそうだ。