韓国メディアがイングランド・プレミアリーグのトットナムに所属する韓国代表FW孫興民(ソン・フンミン)と、リバプールのユルゲン・クロップ監督による〝密談〟に注目して「移籍を誘った」と指摘した。

 両チームは19日に対戦し、トットナムが1―2と劣勢で迎えた後半29分に孫が値千金の同点ゴールを決めて引き分けに持ち込んだ。

 試合後には、孫とクロップ監督が笑顔で談笑する様子が現地の中継で映し出された。クロップ監督は孫の頭を撫でながら肩を抱き寄せるなど親密ぶりが大きな注目を浴びた。

 そうした中で韓国紙「スポーツ朝鮮」は「クロップ監督と孫が和気あいあいで関心爆発。リバプール移籍を誘った」と報道。目の前で実力を見せつけた孫に対して、名将が直々にラブコールを送ったと推測した。

 同紙は、リバプール専門メディア「エンパイアオブザコップ」の報道を引用しながら「クロップ監督と孫の会話は注目を集めるのに十分だった。2人は真剣に話を続けた。クロップ監督は(トットナムの)他の選手たちのあいさつを受ける中でも孫を絶対に離さなかった。(ピッチから去る)最後まで話を交わした」と指摘。「おそらく孫にリバプール移籍を勧めていたのだろう。(敵同士の)2人が試合後に冗談を言い合って笑い合うことができるというのはすごいことだ」と名将が孫を高く評価していると分析した。

 リバプールは攻撃陣の補強を検討しているだけに、来年1月の移籍市場を目前に2人の動向に大きな注目が集まりそうだ。