ゼロワンが2022年の「20周年記念イヤー」に勝負をかける。来年2月12日に東京・ベルサール高田馬場で「押忍プレミアム・プロレスリング」が開催され、大会アンバサダーに〝黒いカリスマ〟蝶野正洋が就任することが分かった。

 大会には〝炎の飛龍〟藤波辰爾、藤原喜明組長、越中詩郎のレジェンドをはじめ、ダンプ松本、神取忍といった女子のレジェンドも参戦予定だという。また全日本プロレスとノアをはじめ、女子プロレスからも複数団体が参加。合計20団体以上になる見込みだ。

 また来年4月10日の東京・両国国技館大会には業界盟主の新日本プロレスが参戦予定で、こちらは30団体近くが集うビッグマッチとなる。2001年3月2日に旗揚げしたゼロワンは今年が記念イヤーだったが、コロナ禍の影響で3月に予定した両国大会が延期に。仕切り直しで22年を20周年記念の年と位置づける。

 ゼロワンの神尊仁社長は「(来年1月8日の新日本横浜大会で)新日本さんとノアさんの対抗戦もあり、業界が活気を取り戻しつつある。我々も起爆剤をつくっていければ。押忍プレミアム興行は定期開催する予定で、地方にも進出したい」と明かし、22年は同様の各団体が集まる興行を5~6大会開催する方針を示す。大きな波を起こすことができるか注目だ。