広島から戦力外通告を受けた今村猛投手(30)が現役引退を決断したことが23日、わかった。前日22日にマツダスタジアムを訪れ、松田元オーナーに報告したという。

 今村は10月14日に戦力外を通告された。12球団合同トライアウトには参加しなかったが、現役続行の意思を示し他球団からのオファーを待った。

 しかし、22日までに連絡がなく、球団幹部によれば今村は「オファーがなかったので、次のことを考えます」と話したという。

 清峰高(長崎)から2009年のドラフト会議で1位指名されて広島に入団した今村は1年目の10年から12年間で431試合に登板し、21勝30敗36セーブで防御率3・46。今年はプロ入り後、初めて一軍の登板がなかった。