28日から行われたリハーサルでは、出場・出演歌手47組のうち、32組がメディア取材に応じた。

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各アーティストには、取材陣から「今年を漢字1字で振り返ると?」と共通の質問がされた。あいみょんや上白石萌音は、待ってましたとばかりに「(その質問が)きた!」と反応する場面もありながら、それぞれが思い思いの漢字を挙げた。

日本漢字能力検定協会が今月13日に発表した、21年の世相を1字で表す「今年の漢字」は「金」だったが、紅白歌手も「金」をAIと、King&Prince高橋海人が挙げて、最多タイとなった。「笑」「愛」「動」「挑」「花」もそれぞれ2組(人)が挙げた。

高橋は「東京オリンピックもありましたけど、久しぶりに有観客ライブをやって、ファンと向き合いました。内側に向ける意識を固めた上で頑張ったので、自分に金メダルをあげたいです」。AIは「2文字だったら『除菌』だったんですけど」と笑いながら「金」と回答。「菌もあったけど、『金』に変えます」と本番への意気込みも含めて語った。

また、BiSHのアユニ・Dや水森かおりは「笑」を挙げた。アユニは「去年はコロナ禍で6人で会えない時期もありましたが、今年はそろうことが多かった。そろうと自然と笑顔が生まれるし、笑っているときが一番楽しい。きれいごとかもしれないですけど、『笑』という字が一番合っているかな」と文字通り、笑顔を見せた。

昨年からのコロナ禍で、アーティストの多くはライブイベントの中止や延期を余儀なくされてきた。今年に入って徐々に感染拡大が収まり、制作側もファンも、歓声を上げないなど新たなルールを設けながら、徐々にエンターテインメントが復活した年でもあった。紅白の晴れやかな舞台ということもあるが、昨年と比べても、「動」「挑」「愛」など、各アーティストがポジティブな言葉で振り返ることが多い印象だった。

 

各アーティストや司会者らの「今年の漢字1字」は次の通り。

◆GENERATIONS(中務裕太)「喝」

◆純烈(酒井一圭)「挑」

◆milet「根」

◆平井大「愛」

◆日向坂46(齊藤京子)「歌」

◆LiSA「祝」

◆高橋洋子「謝」

◆BiSH(アユニ・D)「笑」

◆AI「金」

◆関ジャニ∞横山裕「始」、丸山隆平「全」、大倉忠義「生」、安田章大「声」、村上信五「再」

◆Awesome City Club、atagi&PORIN「花」、モリシー「勿」

◆King&Prince神宮寺勇太「演」、永瀬廉「磨」、平野紫耀「合」、岸優太「超」、高橋海人「金」

◆millennium parade(常田大希)「人」

◆あいみょん「弾」

◆乃木坂46(秋元真夏)「〓(繋の車の下に凵)」

◆櫻坂46(山崎天)「愛」

◆NiziU(MAYUKA)「初」

◆鈴木雅之「伝」

◆DISH//(北村匠海)「風」

◆天童よしみ「動」

◆KAT-TUN亀梨和也「勝」、中丸雄一「喜」、上田竜也「続」

◆SixTONES(高地優吾)「縁」

◆Snow Man(阿部亮平)「共」

◆石川さゆり「考」

◆三山ひろし「忍」

◆郷ひろみ「進」

◆上白石萌音「動」

◆山内恵介「変」

◆水森かおり「笑」

◆坂本冬美「幸」

◆まふまふ「蕾」

◆YOASOBI「挑」