ギリシャ1部PAOKで構想外となり退団した元日本代表MF香川真司(32)が、意外なモテモテぶりを見せている。

 以前からJリーグや米メジャーリーグサッカー(MLS)などが香川に興味を示す一方で、PAOKで出場機会がなかった現状から、本人が希望する欧州強豪国でのプレー続行は厳しいものとみられていた。そんな中、これまでスコットランド1部レンジャーズや古巣にあたるスペイン2部サラゴサ、トルコ1部ベシクタシュからの関心が現地で報じられ、さらに冬の移籍市場が始まって新たな動きも出てきた。

 トルコメディア「Transfer Merkezi」は「アンタルヤスポルが香川真司サイドと会う。双方の当事者の間で合意が差し迫っている」と報じた。トルコ1部アンタルヤスポルは昨季、国内カップで準優勝した有力クラブ。今季はリーグ戦で15位と低迷しているが、逆襲の切り札として高い評価を受けているようだ。

 香川がモテモテな理由は実力に加えて、絶大な人気も背景にある。大手広告代理店関係者は「香川選手は最近代表ではプレーしていないものの、人気や知名度はサッカー選手として別格の存在」と指摘する。香川の公式SNSはフォロワー数が156万人と日本人選手で最多を誇る。日本代表で一番人気のMF久保建英(20=マジョルカ)でさえ123万人で、その人気は健在。香川を獲得すれば、クラブにとっても絶大な露出効果を期待できるというわけだ。

 香川は多くの選択肢から復活の地を見極めることになりそうだ。