教育評論家の尾木直樹氏が16日、ブログを更新。大学入試センターの対応に疑問の声をあげた。

 16日に行われた大学入試共通テストは南太平洋・トンガ沖で発生した海底火山の大規模噴火による津波警報や注意報が発令されたことで、岩手県立大宮古短期大学部試験場での試験が中止となった。しかし、センターは会場となっている各大学に対し避難指示が出ている地域だとしても可能な限り予定通り実施するよう求めていたという。

 この情報に尾木氏は「先程大学入試センターの指示を聞いて 自分の耳を疑いました 岩手の一つの会場を除いては『全ての会場で実施する』といいます 避難指示地域も含めてーーとは?」とセンターの対応を疑問視。

 さらに「もちろん、受験出来ない生徒は別日受験になりますがーーセンターの上から目線の官僚主義には呆れるばかりですーー」と疑問の声をあげた。

 結果的に大きなアクシデントは起きなかったものの、現地の受験生たちが不安に陥ったのは間違いない。