落語家の桂文枝(78)が27日、ブログを更新し、脳梗塞のため入院した三遊亭円楽(71)を心配し、「今の東西の落語界は彼を必要としている」とつづった。

文枝は円楽を学生時代から知っていることを前置きし、「師匠の鞄持ち 運転手から弟子となり師匠の名を継いだ」と回想。「若い時から懐の広いところがあった誰からも好かれ落語界を牽引し、プロデュースし疲れが出たのか軽い脳梗塞のニュースを見て驚いた」と感想をつづった。

文枝は円楽の実力や落語への取り組みを称賛。「彼の夢は果てしなく 博多の落語会を北海道でもやって沖縄でも止まるところを知らない」「安心はしているけれど 心配は心配」と心境を明かし、「今の東西の落語界は彼を必要としている」とエールを送った。

円楽の脳梗塞発症と入院は、所属事務所が26日に発表。意識はあり、命に別条はない。新型コロナウイルスとの関連もないという。2月末までは仕事を休み、治療と休養に充てる。レギュラー出演する日本テレビ系演芸番組「笑点」は、30日放送分まで収録済みで予定通り放送する方針。その後は未定となっている。