乙嫁語り:初の大規模原画展が2月開催 原画100点以上展示 コラボメニューも

「乙嫁語り」の原画展「大乙嫁語り展」のビジュアル(C)Kaoru Mori(C)KADOKAWA CORPORATION 2022
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「乙嫁語り」の原画展「大乙嫁語り展」のビジュアル(C)Kaoru Mori(C)KADOKAWA CORPORATION 2022

 マンガ誌「青騎士」(KADOKAWA)で連載中の森薫さんの人気マンガ「乙嫁語り」の初となる大規模原画展「大乙嫁語り展」が、2月23日~3月21日にところざわサクラタウン(埼玉県所沢市)で開催されることが分かった。森さん直筆のカラー、モノクロ原稿を中心に100点以上の原画が展示される。

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 会場では、森さんの描き下ろしイラストを使用したオリジナルグッズが販売され、コラボメニューも提供される。同作は中央アジアが舞台で、ウズベキスタン共和国、カザフスタン共和国、キルギス共和国、タジキスタン共和国、トルクメニスタンといった中央アジア各国の大使館協力によるイベントも開催される。詳細は、特設サイト、公式ツイッターで順次発表される。

 森さんは「日本ではあまりなじみのなかった中央アジア、大きくは中央ユーラシアを舞台にした『乙嫁語り』というマンガを楽しんでくださり、こうして展覧会という形でより広く紹介されることをうれしく思っています。マンガだけに限らず、この地域の紹介となることも企画されています。マンガを読んでいればもちろん楽しめる内容であるとは思いますが、読んでいなくても、知らない国や地域の文化を感じられるものであるはずです」とコメント。

 「普段、マンガ家と読者というものは誌面を介しての交流のみです。この展覧会でお互いをより近く感じられるようになることを願っています。会期も1カ月と比較的長く開催されますので、ぜひ見に来てください。私も楽しみにしています」とメッセージを寄せている。

 チケットは、ローソンチケットで販売されている。価格は通常入場券が1000円、限定グッズ付き入場券が2500円。

 「乙嫁語り」は、「フェローズ!」(現「ハルタ」)で2008年に連載を開始し、2020年に「青騎士」へ移籍した。中央アジアを舞台に、12歳の少年・カルルクに嫁いだ20歳の花嫁・アミルら遊牧民、定住民の暮らしを描いている。2014年に「マンガ大賞2014」の大賞に選ばれた。

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