卓球の全日本選手権で有力選手たちが続々と姿を消す中、改めてあの選手の偉大さが際立っている。

 28日に東京体育館で行われた男女シングルスでは、女子の前回覇者・石川佳純(全農)と平野美宇(日本生命)の東京五輪組がそろって6回戦で敗退。男子も東京五輪代表の張本智和(木下グループ)が6回戦で姿を消した。

 この結果にさまざまな意見が出ている中、東京五輪卓球混合ダブルス金メダリスト・水谷隼の〝安定感〟に注目する卓球ファンが続出。長年にわたり男子日本代表をけん引してきた水谷は、全日本選手権のシングルスで13年連続決勝進出。5連覇を含む10度の優勝を果たしている。

 超人とも言える突出した実績を残してきた水谷に対して、ネット上では「一人の選手が13年連続決勝にいって10回優勝するって競技として破綻している。それだけ水谷隼がすごかったのだ」「V10は勿論だけど、13年連続決勝進出の異次元さが際立ってる。水谷が当たり前のように決勝に来てたから、感覚バグってた事に卓球ファンは気付かされた」など、称賛が相次いでいる。 

 日本卓球界に数々の歴史を刻んだ水谷。その存在感はやはり絶大だ。