苦渋の決断を下した東京五輪代表の平野美宇(21=日本生命)に対し、ネット上では同情の声が集まっている

 卓球の全日本選手権(29日、東京体育館)の女子ダブルス準決勝に、東京五輪代表の石川佳純(28=全農)とのペアで出場予定だった平野。しかし、大会事務局によると、昨夜から37・5度を超える発熱があり、この日の朝になっても熱が下がらなかった。そのため、自主的に抗原検査を実施したところ、陽性だったという。

 前日のシングルスは6回戦で敗れたものの、元気なプレーを見せていた平野の棄権に、ネット上では「注意はしてたと思うんですが。症状が軽く早く回復することを祈ってます」「ダブルス準決勝前の事態だけにバディの選手への気遣い事もあるでしょう…細心の注意を払っていても感染する事がある!残念な事にはなりましたが、これに挫けずお二方の活躍をこれからも応援しています!」「十分注意しているトップアスリートでも感染、悔しいだろうな。平野選手ほか、罹られたすべての方が無事回復されますように」と励ましのメッセージが相次いでいる。

 新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が拡大を受け、芸能人やアスリートなどの感染が続々と判明。改めてコロナの恐ろしさが露呈した形となった。