アイドルグループ「SKE48」の石黒友月(18)と鬼頭未来(18)が4日から全国公開されるアニメ映画「鹿の王 ユナと約束の旅」に感動だ。昨年、名古屋で行われた試写会に参加した2人は「最後までどうなるのかわかりませんでした。面白かったです」(石黒)「アニメならではの迫力あるシーンにドキドキしました」(鬼頭)と心を揺さぶられたという。

 この映画は2015年の本屋大賞に輝いた上橋菜穂子のファンタジー小説「鹿の王」が原作。突如発生した謎の病・黒狼熱(ミッツァル)が蔓延する世界を舞台に、血のつながらない父子の絆を描いたストーリーとなっている。

 主人公・ヴァンを堤真一(57)、医術師・ホッサルを竹内涼真(28)、凄腕の刺客・サエを杏(35)と超豪華な俳優たちがキャラクターの声を担当。「サエは女性なんですけどイケメンすぎる。杏さんの声がすごくキャラクターと合っていて声もかっこよかったです」(石黒)「ヴァン役の堤さん、ホッサル役の竹内さんの声がよかったです。普段ドラマで見させてもらうときと雰囲気も違う。役者さんてすごいですね」(鬼頭)と2人は声優陣のパワーに圧倒されたという。

 特に石黒と鬼頭の心に響いたのが主人公・ヴァンと身寄りのない少女・ユナの関係だ。山犬の襲撃から生き延びた2人は旅を続けていく中で心を通わせていく。「2人の表情がすごく良くて…。気持ちが伝わってきました」(石黒)「最初、怖かったんですけど、2人の絆にほっこりしたし、感動しました」(鬼頭)

 この映画は新型コロナウイルス感染拡大の影響で公開が2度延期。ようやく4日から封切りとなるが「また映画館に見に行きたいです」と石黒と鬼頭は声をそろえた。