〝尾木ママ〟こと教育評論家の尾木直樹氏(75)が4日、ブログを更新し、2歳以上の子の〝マスク推奨問題〟に言及した。

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会はこの日、オミクロン株に対する新たな対策をまとめた。その中で「2歳以上のマスク着用」が議論され、大騒動に。結局、専門家から慎重な意見が出たことから、年齢を明示せず「マスクの着用が無理なく可能と判断される児童」について「可能な範囲でマスク着用を推奨する」との内容に落ち着いた。

 これに尾木ママは「2歳以上はマスクをしてーーという大臣 成長・発達に歪みが出ることは明らか」とズバリ。具体的な弊害として「人の気持ちが分からない、共感力のない子どもになりそうですーー 子ども同士のコミニュケーション力も落ちるでしょう! したがってトラブル多発するでしょう」とつづった。

 続けて「感染防止策だけが目的になっては元も子もなくなり兼ねません!社会・経済回すのと同じ考え方です 学校も禁止しか言えない我が国の子どもをリスペクト出来ない実態に悲しくなる尾木ママです 子どもたちにメッセージ一つ出せないとは恥ずかしい限りですーー」と訴えた。

 この問題については、自民党で女性局長を務める自見英子(はなこ)参院議員も自身のツイッターで「これはダメです。今は胃腸炎も流行中でマスク下で嘔吐したら窒息の可能性もあります。2歳マスク話は、文科省が2年前に調整不十分で幼稚園に発出し、注意しました。こんな事が頻発で、こども庁を作ろうと思ったんです」と批判している。