浜松オートのGI「第63回スピード王決定戦」は9日、開幕した。今節の主役・鈴木圭一郎(27=浜松)は、初日12Rの予選で内、外と自在に立ち回り、前線をさばいて快勝。大会4連覇に向けて好発進を決めた。

 上がりタイムも3・365秒と、この日の一番時計だ。前節の飯塚GⅡ戦は良くなく、今回、新品のクランクケースに替えて臨んだ。レース後は「滑りがマシになった。前節に比べればいい。少し乗りやすさも出てきた」と話し、体感は良化した様子。

 ただ懸案事項もある。スタートだ。この日も少し浮き、いい時のような飛び出しはなかった。「前節から浮いてしまう。ミッションを新品にする」とパーツ交換で不安解消を目指す。ここが良くなれば敵なしとなりそう。10日の2日目、スタートは要チェックだ。