俳優の稲垣吾郎(48)が主演するミュージカルコメディ「恋のすべて」(作・演出 鈴木聡)が13日に東京・豊島区の東京建物ブリリアホールで初日を迎える。12日に同地で行われたゲネプロの様子が公開された。

 同ミュージカルは1930年代のアメリカが舞台。稲垣が演じるのは探偵「ニック・テイラー」役で「娘(コニー)を君との恋に落としてくれ」という奇妙な依頼をきっかけにラブ・ストーリーが展開する。生バンドによる演奏も作品の魅力の1つだ。

 ゲネプロでは稲垣の演じるニックがキメ顔で、花乃まりあ演じるコニーの肩を抱き寄せるシーンなどが公開された。

 稲垣は「鈴木聡さんのお芝居は、僕にとってはお仕事とは思えないほど楽しくて、自分へのご褒美みたいな感じです。お芝居をしている間は、甘くキラキラした夢の中にいるみたいな感じがします。そんな世界をみなさんにも劇場で楽しんでいただけたらと思います」と楽しさにあふれたメッセージを送る。

 演出の鈴木氏は「粋な大人のミュージカルができました。キーワードは『スウィング』。音楽もスウィングだけど、登場人物の心も揺れ続けます。ドラマも笑いもいい歌もたっぷり。吾郎さんをはじめ、俳優陣がほんと魅力的。自信作です。ぜひ観てください」とコメントした。