北京五輪カーリングで銀メダルに輝いた女子日本代表ロコ・ソラーレ(LS)の創設者・本橋麻里代表理事(35)が決勝から一夜明けた21日にオンラインで取材に応じた。

 決勝で敗れたものの、前日20日は日本カーリング史上最高位の喜びに浸った。ただ、この日は「喜ぶのが半分で次に何をするのかが半分。けさ起きると法人、選手として何をすべきか考えた」と、すでに〝次〟へと目線を向けていた。近々では、海外での国際大会や5月の日本選手権が控える。

 さらに先を見渡せば、2030年は札幌が冬季五輪招致を目指しているが、「2030年より(26年の)ミラノ(・コルティナダンペッツォ五輪)。次を落とすと日本としてはやばい。まずはミラノという気持ちが大きい。(札幌五輪実現なら30年は)開催地だから出られるとか甘い気持ちだと、こてんぱんにやられる」と強調した。

 印象に残った試合は準決勝のスイス戦を挙げた。1次リーグ最終戦で敗れながらも、昨年の世界選手権で優勝した相手に勝利をつかんだ一戦に「カーリングの神様っているんだなと思った」と、しみじみ語った。