ゼロワンは5日、〝黒のカリスマ〟こと蝶野正洋(58)が若手選手にスポットを当てたリーグ戦「CHONO キャンプ」をプロデュースすることを発表した。

 出場者は同団体の北村彰基(24)、佐藤嗣崇(26)、馬場拓海(21)、永尾颯樹(23)、松永準也(25)に加え、大日本プロレスの佐藤孝亮(26)、2AWの若松大樹(23)、マーベラスの井坂レオ(23)、新潟プロレスの鈴木敬喜(26)、JUST TAP UPの十文字アキラ(19)の若手選手10人が名を連ねた。

 リーグ戦は5人の2ブロックに分かれ、開幕戦(27日、新木場大会)から4月30日まで予選を行い、最高得点者の2人による決勝(5月4日、新木場大会)で初代王者を決定。日程やルールの詳細は近日発表となる。

 新たなリーグ戦について、蝶野は同団体を通じ「『前座とは何なのか』というテーマのもと実験的な試合を行うことになりました」とコメント。

 続けて「『前座』と言われる第1試合はメインイベントと同じくらい大事で、その興行、プロレスというもののルールを説明する役割があります。そこで自分が経験してきたように、大技、危険な技を禁止して、技を限定する中でプロレスの基本に準じたもの、根底にある『戦い』を見せる舞台を作って、前座を見つめ直したい」と強調する。

 蝶野のイメージは「トレーニングキャンプ」や「プロレスの研修」という位置づけで、試合は15分1本勝負とした。

「今回の試みは、プロレス界にメジャーとインディの垣根がなくなった今、業界の底辺の底上げになるように、またプロレスの基本を考えることにつなげていきたいですね。そうした舞台を経験することで、いつかは団体の枠を超えて活躍する選手になってもらいたいですね」(蝶野)

 若手選手が存在感を発揮できる機会となりそうだ。