一山麻緒&鈴木健吾が夫婦ギネス更新 ともに日本人トップで感涙、レース後に抱き合う

 女子マラソン、日本勢トップの6位でゴールする一山(代表撮影)
 男子マラソン、日本勢トップの4位でゴールする鈴木(代表撮影)
 20キロ付近を通過する一山麻緒(中央)=東京・蔵前橋(代表撮影)
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 「東京マラソン2021」(6日、東京都庁~東京駅前)

 東京五輪8位入賞の一山麻緒(24)=ワコール=が2時間21分02秒で日本人トップの6位に入った。

 第2集団でレースを進め、安定した走りを見せた。40キロ地点まで同代表の新谷仁美(34)=積水化学=と併走していたが、一山が終盤40キロ地点でペースを上げ一気に差を広げゴール。昨年12月に結婚した男子日本記録保持者の鈴木健吾との夫婦出場となったレースで快走をみせた。

 鈴木は日本人トップ4位の2時間05分28秒で、一山との合計タイムは4時間26分30秒。マラソン同一大会での夫婦ギネス記録は、17年フランスの4時間27分05秒だったが、これを上回る最速合計タイムとなった。ふたりはゴール後、笑顔で抱き合う場面もみられた。

 女子の優勝は女子世界記録保持者で、東京五輪銀メダルのブリジット・ココスゲイ(ケニア)で2時間16分02秒の国内最高記録を更新した。

 テレビインタビューで鈴木は「苦しい時も共有して高め合いながらやってきた。彼女に力をいただいて、良かったです」と語れば、一山も「ふたりで一番は嬉しいです」と照れ笑いを浮かべた。

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