お笑いコンビ「極楽とんぼ」の加藤浩次がMCを務める「スッキリ」(日本テレビ系)で7日、ロシアの情報統制について批判した。

 ウクライナへの軍事侵攻を進めるロシアは4日、ロシア軍に関する虚偽情報を意図的に広めた者に最長15年の禁錮刑を科す法律を発効し、国内の複数の独立系メディアが放送休止やアクセス遮断となった。海外メディアも米CNNがロシア国内の放送を停止、米ABC、CBSはロシアからの中継を停止するなどしている。

 番組では、ロシアではSNSや海外メディアサイトへのアクセスにも規制がかかっているものの、VPNというアプリを使えば、アクセスが可能なため、ロシア国内で利用者が増えていると紹介した。

 加藤は「インターネット社会の中で情報統制はほぼ無理だと思ってて、無理な段階の中でもSNSを遮断して情報統制しようとしているというのはロシア国民の不満もさらに高める結果になりそうな気がする」と指摘。

 さらに「実際にはVPNを使えばアクセスはできてしまうわけで、情報統制をすればするほど水面下になって見えなくなって広がってくる。インターネットの世界は当たり前になっていて、だから会社なんかでも何かあったときに隠ぺいしようとするんじゃなくて、まず先に言うんだということに世の中がなってきているのに、プーチン大統領のやっている情報統制はもう古い考え方で、今の時代には追いついてませんよ、合いませんよと思ってしまう」と批判した。