ボートレース若松のGⅠ「全日本覇者決定戦 開設69周年記念」は10日、予選を終了。5日目(11日)は9~11Rで準優勝戦を行う。

 3日目を終えて得点率トップに立っていた田村隆信(43=徳島)が、予選最終日の4日目2走も3、1着とまとめ首位の座を守り切った。「伸びも下がることはないけど、出足、ターン回りの方がいい」とレース足は軽快な仕上がりだ。

 2位が羽野直也(26=福岡)、3位は新田雄史(37=三重)となり、この3人が準優勝戦の好枠を手中に収めている。

 そんな中、準優3番勝負では11Rの5号艇で登場する岡村慶太(34=福岡)に注目したい。

「初日後半は調整をミスしていたけど、それを教訓に、ちゃんと合わせられている。最近の若松では一番乗りやすいし、この記念レースで乗れる感じがあるのは大きい。レース足が良く全体的にいい足をしている」と高水準の仕上がりだ。

 スタートも「ほぼ全速で行けています。あとはどこまでリスクを持って踏み込めるか、ですね。コンマ10~15を目標にしっかり行きたい」とキッパリ。

 何より「デビュー戦だけじゃなく、初1着に、初優勝も若松です」と〝純〟地元としての思いも強い。気迫のスタート攻勢で、2018年9月のびわこ66周年以来となる自身2度目のGI優出を狙う。