BASTARD！！：新作アニメ　6月30日配信スタート　松岡禎丞が竜の幼生体ラーズに　鬼道三人衆は小澤亜李、伊藤静、子安武人

　1988年に「週刊少年ジャンプ」（集英社）で連載をスタートした萩原一至さんの“伝説”のファンタジーマンガが原作のアニメ「BASTARD！！－暗黒の破壊神－」が、Netflixで6月30日から配信されることが分かった。アニメは全24話で、第1～13話が同日に配信され、第14～24話が年内に配信される。アーシェス・ネイに仕える鬼道三人衆のキャストも発表され、小澤亜李さんがシーン・ハリ役、伊藤静さんがカイ・ハーン役に、子安武人さんがダイ＝アモンをそれぞれ演じることが分かった。松岡禎丞さんが竜の幼生体ラーズを演じることも発表された。

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　小澤さんは「今回演じさせていただくシーン・ハリは鬼道三人衆の一人で戦闘能力も高いのですが、活発で乙女な一面もある女の子です。とても愛らしいキャラクターです。濃いキャラクターやユニークなせりふが多い『BASTARD！！』は先輩方の演技に毎回、現場でシビれております。ぜひ、楽しみにしていてください！」とコメント。

　伊藤さんは「往年の週刊少年ジャンプファンなら誰もが知るであろうこの作品に参加させていただけるなんて……！　今だからこそ表現できる『BASTARD！！』を、ダーク・シュナイダーを、たくさんのキャラクターたちの生きざまを、そして私の演じるカイを！　楽しみにしていただけたらうれしいです」と話している。

　子安さんは「激しく、大胆に、時に繊細で、それでいて豪気に愉快。そんなダイ＝アモンが演じられたら楽しいだろうなという思いでアフレコに臨みました。笑ってください。それが彼の生きる道です（笑い）」と意気込んでいる。

　松岡さんは「『BASTARD！！』は中学生から見ていたので、もう出させていただけて感無量です！！！！　僕、何回『カイザード・アルザード・キ・スク・ハンセ・グロス・シルク 灰塵と化せ！！　冥界の賢者 七つの鍵を持て　開け地獄の門！！！ハーロ・イーン！』と言ったか分かりません。それぐらい今回のご縁は、僕がベノン食らうまで記憶に残るでしょう」とコメントを寄せている。

　「BASTARD！！」は、1987年に「週刊少年ジャンプ」に読み切り「WIZARD！！～爆炎の征服者～」が掲載され、1988年に連載をスタート。近代文明の崩壊から400年後、魔法と剣が支配する混沌（こんとん）の中にあった世界で、かつて世界支配をもくろんだ最強にして最狂、伝説の魔法使いダーク・シュナイダーが復活し、活躍する姿を描いている。「ウルトラジャンプ」（同）などでも連載されたが、長期休載している。コミックスの累計発行部数は3000万部以上。

　同作は、1992～93年にOVA（オリジナル・ビデオ・アニメ）が制作されており、約30年ぶりにアニメ化される。「ゴブリンスレイヤー」などの尾崎隆晴さんが監督を務め、「僕のヒーローアカデミア」などの黒田洋介さんがシリーズ構成を担当。「東京リベンジャーズ」などのライデンフィルムが制作する。谷山紀章さんが主人公のダーク・シュナイダー、楠木ともりさんがヒロインのティア・ノート・ヨーコをそれぞれ演じる。

　◇キャスト（敬称略）

　ダーク・シュナイダー：谷山紀章▽ティア・ノート・ヨーコ：楠木ともり▽ルーシェ・レンレン：伊藤かな恵▽ガラ：安元洋貴▽アーシェス・ネイ：日笠陽子▽アビゲイル：杉田智和▽カル＝ス：小野賢章▽シーラ・トェル・メタ＝リカーナ：東山奈央▽ラーズ：松岡禎丞▽シーン・ハリ：小澤亜李▽カイ・ハーン：伊藤静▽ダイ＝アモン：子安武人