ソフトバンク・東浜巨投手が26日の日本ハム戦(ペイペイ)で7回を4安打2失点に抑える快投。今季初勝利を挙げた。

 直球の最速は153キロ。アルカンタラに2発のソロを浴びたものの、安定感抜群の投球で〝ビッグボス打線〟を封じた。

 3月12日のヤクルトとのオープン戦(神宮)では、3回を投げて11安打を浴びて9失点。シーズンに向けて大きな不安を残した。それでも自身の中ではターニングポイントとなった。

「僕の中では戒めになった。早いタイミングで開幕ローテーションに入るぞと言われて、そういう準備しないといけない責任あるポジションで、ああいう投球をしてしまった。一つ覚悟が決まる試合だった」。

 会心の投球でチームを連勝に導いた。「正直オープン戦もうまくいかないことの方が多く、自分の状態を疑いたくなるようなこともあったが、練習してきたボール自体は良かったので、やってきたことを信じてマウンドに上がるだけと思っていた。しっかり腹をくくってマウンドに上がれた結果かなと思います」と手応えを口にした。