W杯欧州予選プレーオフ決勝(29日=日本時間30日)、FWクリスチアーノ・ロナウド(37=マンチェスター・ユナイテッド)を擁するポルトガルはホームでイタリアから大金星を挙げた北マケドニアに2―0で勝利し、6大会連続8回目のW杯出場を決めた。

 序盤は一進一退の攻防ながら前半32分にC・ロナウドのアシストでMFブルーノ・フェルナンデス(27=同)がゴールを決めて先制すると、後半20分にも同選手がこの日2点目をマーク。大躍進した北マケドニアを下した。W杯出場を決めたフェルナンデスは「重要なのはポルトガルが勝ったことです。誰もが野心を持っていて、クリスチアーノも私も例外ではありません」と語った。

 FWロベルト・レバンドフスキ(33=バイエルン・ミュンヘン)を擁するポーランドはホームでスウェーデンに2―0で勝ち、2大会連続9回目の出場を決めた。ロシアの侵攻を受けたウクライナとスコットランドの一戦は6月に延期になり、その勝者はW杯出場権をかけてウェールズと対戦する。

【大陸間プレーオフ進出は豪州かUAEか】W杯アジア最終予選の最終戦(29日)でB組のサウジアラビアはホームでオーストラリアに1―0で勝利し、勝ち点23で首位に浮上した。A組ではレバノンを2―0で下したイランが勝ち点25の首位に立ち、韓国は敵地でUAEに0―1で敗れ、勝ち点23の2位に後退した。A組3位のUAEとB組3位のオーストラリアが6月に激突し、勝者が大陸間プレーオフで南米予選5位とW杯出場権をかけて対戦する。

【セネガルなどアフリカ5枠も決定】W杯アフリカ最終予選第2戦で、セネガルはエジプトに1―0で勝利も2戦合計1―1となり突入した延長、PK戦の末に最後はエースFWサディオ・マネ(29=リバプール)が決めて2大会連続3回目の出場を果たした。カメルーンはアルジェリアに2戦合計1―1から突入した延長戦を制し、2大会ぶり8回目の出場権を獲得。ガーナが2大会ぶり4回目、元日本代表指揮官のバヒド・ハリル・ホジッチ監督が率いるモロッコは2大会連続6回目、チュニジアは2大会連続6回目のW杯切符を手にした。