【人気モデル・岡田紗佳のもう一度見たいMリーグ】

 3月22日1回戦 佐々木寿人(格)、朝倉康心(U)、魚谷侑未(セ)、内川幸太郎(サ)

 KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。いよいよ先週からセミファイナルが始まりました。私自身も約1か月ぶりにMリーグの試合に出場し、トップになることができました。久しぶりということで緊張しましたが、チームのためにポイントを持ち帰ることができてよかったです。

 セミファイナルが始まってすぐ、レギュラーシーズンでは出そうで出なかった役満が飛び出しました。(佐々木)寿人選手の四暗刻です。今週、取り上げるのはその1つ前の局です。

 萬子のホンイツ一直線の親の寿人選手は朝倉選手が切った赤5萬をポンして動きだし、11巡目に中と7萬のシャンポンでテンパイします。中でアガれば満貫です。これに対し、發アンコで赤1枚の朝倉選手は69萬待ちリーチでブツけてきました。

 寿人選手は現物の5萬を加カンして強気な姿勢を見せた後、当たり牌の6萬をつかみます。ここはノーチャンスの7萬を切って58萬に受け変えてテンパイを維持。さらにもう1枚6萬を持ってきて、中と6萬のシャンポン待ちとなりました。

 さらにさらに今度は9萬をつかんだところ、ほとんどノータイムで中を切ってテンパイを崩しました。これはもう決めていたのだと思います。自分の手牌と場をよく見ると、リャンメンで通っていないスジは69萬と69索しかありません。しかも69索は8索が3枚見えのワンチャンスとなっており、69萬が当たる可能性はかなり高いのです。いくら自分がテンパイしているとはいえ、ここだけは切れないということですね。

 ただ寿人選手は現物の2萬を抜いてベタ降りせずに、七対子は否定できていない中をトイツ落としして粘りました。この結果、8萬を引いてもう一度テンパイし、親番を続行することができました。

 当たり牌を止めて粘ってつなげた結果、次局に四暗刻を仕上げて大きなトップとなりました。

 ☆おかだ・さやか 1994年2月19日生まれ。東京都出身。モデルやグラビア、バラエティー番組などで活躍。漫画原作も手がける。日中ハーフで、6歳のころから麻雀に親しみ、2017年4月に日本プロ麻雀連盟所属女流プロ雀士となった。「KADOKAWAサクラナイツ」から指名を受け、19シーズンからMリーグに参戦。青山学院大学出身。T170・B85・W58・H83。“役満ボディー”の異名を持つ。