お笑いコンビ「おぼん・こぼん」(おぼん=73、こぼん=73)が30日、都内で初の著書「東京漫才」出版記念取材会に出席した。

 コンビ歴57年。同作には、17歳の時に結成した時のこと、下積み時代、1980年代の漫才ブーム、約10年にわたる不仲状態から和解を果たした真相などについて、2人の目線で語られている。

 おぼんは「過去に3、4回ケンカしている。殴り合いのケンカをしたのは、10代のころ。名古屋で寄席があって、映画館で漫才をするんですけど、当時のお客さんは多くて3人くらい。何をやってもウケない『お前のツッコミが悪い!』とかで、相手になすりつけて。ボコボコにケンカをして」などと語った。

 また、国が指定する難病の全身性アミロイドーシスと診断を受け、余命宣告を受けたこぼんは「アントニオ猪木さんと同じ病気ということで。70歳の時に『余命10年』と言われまして、10年生きたら80歳。けっこう長生きです。十分です!」と語った。

 現在の状態については「自覚症状がない。健康です。いたって元気です。元気な病人です」と現在の状況について明かした。

 おぼんは「まだまだ人様を笑わせたいので、健康には気をつけています」と話した。