園子温監督(60)に密着したドキュメンタリー「園子温という生きもの」(2016年)を手がけた大島新監督(52)が、園監督の性加害疑惑についてコメントした。

大島監督は8日、ツイッターを更新。撮影は15~16年に行われたとして、「私が取材していた現場では、現在報じられているような園監督によるハラスメントに該当する行為は、一切ありませんでした」と明言した。その上で「だからと言って、報道されていることが間違っているという証明にはなりませんし、園監督が過去にハラスメントに該当する行為を行っていたのだとしたら、被害者の方に誠意ある謝罪をした上で、今後そのようなことが2度とないようにしてほしいと、強く望みます」と自身の考えを述べた。

「私は園監督の類まれな才能と映画への深い愛を知る者として、彼が作品を発表できなくなることは望んでいません」という大島監督。「だからこそ、園監督には過去の行いと真摯(しんし)に向き合ってほしいと思います」と園監督に反省するよう呼びかけた。