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菅田将暉&原田美枝子『百花』新キャスト発表!長澤まさみ、永瀬正敏ら出演

長澤まさみ、永瀬正敏
長澤まさみ、永瀬正敏 - (C) 2022「百花」製作委員会

 菅田将暉原田美枝子がダブル主演を務める映画『百花』(9月9日公開)の新たなキャストが発表され、長澤まさみ永瀬正敏が出演することが明らかになった。

『百花』特報映像【動画】

 本作は、映画プロデューサー・脚本家として『告白』『悪人』『モテキ』『世界から猫が消えたなら』『君の名は。』などに携わってきた川村元気が、2019年に発表した4作目となる小説「百花」を映画化。川村が監督・脚本を手掛け、今作で初めて長編監督を務めている。菅田が記憶を失っていく母と向き合うことで封印していたはずの過去の記憶に向き合うことなる葛西泉、原田がすべてを忘れていくなかでさまざまな時代の記憶を交錯させていく母・葛西百合子を演じる。

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 新たなキャストが発表され、長澤と永瀬が出演することが明らかに。長澤は泉(菅田)と同じレコード会社で働き、初めての出産を控える泉の妻・葛西香織役、永瀬は百合子(原田)の「秘密」を知り、「事件」と深い関わりを持つ男・浅葉洋平役を務める。ほかにも、北村有起哉岡山天音河合優実長塚圭史板谷由夏神野三鈴の出演も決定した。

 出演発表にあたり、長澤は「今まで色々な作品をご一緒させていただいてきた中でも、心が温かくて、よく俳優のことをみてくださっている方だと感じていますし、川村監督の冷静さに、凄く信頼しています」、永瀬は「川村監督は、自分の撮っている画の中にいる人達や物達に、凄く愛情をもっていらっしゃるのを感じましたし、その分、画の作りには厳しい”ぶれない監督“でした。この作品は、原作も監督が書かれていて、『今の時代にどうしてもこの作品をとりたい』という思いが、深く深く染みこんでいる作品だと思います」とコメントを寄せている。

 あわせて、ピアノの音色が余韻を残す特報映像が公開。「こんなにきれいなのに、いつか忘れちゃうのかしら」とつぶやく百合子(原田)の姿から始まり、ピアノで「プレリュード」が奏でられるなか、美しく儚い花火が泉(菅田)と百合子の背中越しに映し出される。親子の現在と過去の記憶が交じり合う映像が続き、最期に「母が記憶を失うたびに、僕は愛を取り戻していく」と泉の切ないセリフで締めくくられる。(編集部・大内啓輔)

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コメント全文

・長澤まさみ(葛西香織役)
川村監督は芯の根というものがすごくピュアな人だな、と思っています。今まで色々な作品をご一緒させていただいてきた中でも、心が温かくて、よく俳優のことをみてくださっている方だと感じていますし、プロデューサーという立場で培ってきた川村監督の冷静さに、凄く信頼しています。今回は、監督が撮りたいものが撮れればいいね、という話を菅田さんともするくらい、温かい気持ちにさせてくれる監督でした。
共演させていただいた菅田さんは、軟体動物みたいに何にでもなれちゃう凄い人だな、と改めて思いました。人の、隙間に入り込んでくる感じや、その観察力、かといって威圧感を与える人ではないですし。この人なら信頼が置けると思いました。
本作は、記憶なのか、現実なのか、幻想なのかわからない描写が沢山あるので、そういうところが、どんな映像になってくるのかが楽しみです。きっと映画館で観るべき映画になるんだろうなと思っています。

・永瀬正敏(浅葉洋平役)
撮影を通して、川村監督は、自分の撮っている画の中にいらっしゃる人達や物達に、凄く愛情をもっていらっしゃるのを感じましたし、その分、画の作りには厳しい”ぶれない監督“でした。1シーン1カットで作っていくというのは、かなりの勇気がある決断だと思うので、現場では、監督やスタッフの皆さん・共演者の皆さんと、一緒にその決断をしっかり受け止めつつ、楽しみたいなと思いながら撮影していました。
また、共演させていただきました、原田美枝子さんは、デビューする前から、尊敬する俳優さんで、今まではここまで深くがっつり心を通わせる役で、ご一緒したことがなかったので、とっても嬉しかったです。
この作品は、原作も監督が書かれていて、「今の時代にどうしてもこの作品をとりたい」という思いが、深く深く染みこんでいる作品だと思います。様々な世代の、色んな立場の人が、本作のキャラクターを追って、楽しんで観ていただける作品になっていると思います。

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・川村元気(監督)
何本もの映画をともに作ってきて最も信頼している俳優のひとりの長澤まさみさん、そして子供の頃からスクリーンで見てきた憧れの俳優である永瀬正敏さんに、わたくしの初監督作品に是非お力をお借りしたいと、出演をお願いしました。
長澤まさみさん演じる香織は、泉と百合子の間で、その複雑な母子関係を見つめる役です。
目の前で記憶を失っていく義母、失われていく義母にどう接したらいいかわからない夫、そしてみずからはお腹のなかの子どもがまもなく生まれようとしている。この奇妙な親子が気付けていないこと、失われていくものと新たに生まれくるものを、香織を通
して描けたらと思いました。香織は、このシリアスな親子の前でもユーモアと愛情をもって生きている人物です。決して近寄りすぎませんが、とはいえしっかり寄り添っている。その人間的な距離感が、長澤まさみの持っている魅力だと思いました。その人間性、そして愛情のようなものを香織という役に与えてもらえたらと思ったのです。
永瀬正敏さん演じる浅葉は、母子のとある事件に絡み、百合子の秘密を知る、とても重要な役です。子供の頃、通い詰めていた横浜黄金町の映画館で観た永瀬さんの『私立探偵 濱マイク』シリーズに夢中になりました。情熱的でありつつも、どこかに消えてしまいそうな危うさを、いまだに永瀬さんのお芝居を見ていると感じます。小説『百花』を書いている時から、どこか頭の片隅に永瀬さんの姿がありました。わたくしにとって日本映画の原体験でもある永瀬正敏さんに、お力をお借りできたらと思いました。
果たしてお二人とも、素晴らしい演技で、複雑な母子の輪郭を見事に浮かび上がらせてくれました。お二人のおかげで映画が何倍も力強くなったと確信しています。

『百花』特報【2022年9月9日(金)公開決定】 » 動画の詳細
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