タレント新山千春(41)が20代男性と交際するきっかけとなり、改めて話題のマッチングアプリ。最終回の視聴率が19・6%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)とヒットした2020年のドラマ「私の家政夫ナギサさん」(TBS系)でも登場していた。

 多部未華子、大森南朋のコンビで、その人気は社会現象化した「ナギサさん」。多部演じる製薬会社MRのメイが、親しい同僚の薫(高橋メアリージュン)に勝手にマッチングアプリにプロフィル登録された揚げ句、誤って「LIKE」をクリックして困惑するなどのシーンが描かれた。

 結婚とは縁遠そうな先輩社員「馬場さん」が15歳年下の女性と結婚して、周囲を驚かせる場面も。知り合ったのはマッチングアプリを通じてだとされた。

 このアプリを〝ど真ん中〟のツールとしたドラマは、同じ20年の「38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた結果日記」(テレビ東京系)。主演の山口紗弥加が次々と出会う男たちとの交際を通じ、時には傷つくなど感情が赤裸々に描かれた。

「ナギサさん」がヒットした当時、「Lоve Chanceというアプリは実在するのか」「ドラマを見てると登録したくなる」といった声がSNSで流れた。

「ラブコメの女王」メグ・ライアンの映画「Yоu’ve Gоt Mail」(1998年)では、ハンドルネームを使ったメールのやり取りから男女のドラマが生まれた。時代が変わり、恋愛ツールの主役も交代している。