意地の一打を放った。広島・小園海斗内野手(21)が22日のDeNA戦(マツダ)に「8番・遊撃」で先発出場。開幕から22試合目まで3番で出場していたが、試合前の段階で打率1割6分9厘と打撃不振を極めていた。

 そんな小園が3―0の初回二死一、三塁でいきなり結果を出した。DeNA先発・ピープルズの4球目、140キロ変化球を中前へタイムリー。17日の中日戦以来となる今季6打点目に若ゴイは一塁上でホッとした表情を見せた。

 小園は「食らいついていきました。みんなのいい流れに乗って打つことができました」と語った。今年の目標にしていたフルイニング出場が3日の中日戦で途切れた。「3番としてずっと(試合に)出られるように。(それを)次の目標にしたい」と話していたが、23試合目にそれもストップ。その悔しさを糧に、一気に復調となるか。