黒島結菜さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ちむどんどん」(総合、月~土曜午前8時ほか)第10回が4月22日に放送された。同回では、ヒロイン・暢子(稲垣来泉さん)の“東京行き”の顛末が描かれ、ラストのどんでん返しに、視聴者からは「泣きました」などと感動の声が上がった。
ウナギノボリ
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「ちむどんどん」は、2014年度後期の朝ドラ「マッサン」などの脚本家・羽原大介さんのオリジナル作品。2022年に本土復帰50年を迎える沖縄が舞台で、沖縄料理に夢をかけるヒロイン・暢子たち4兄妹の笑いと涙の物語。
第9回(4月21日放送)のラストで、借金を抱える家族の負担を減らすために、内心とは裏腹に自ら東京行きを申し出た暢子。史彦(戸次重幸さん)、和彦(田中奏生さん)と共に東京へ出発する日、母・優子(仲間由紀恵さん)、長男・賢秀(浅川大治さん)、長女・良子(土屋希乃さん)、三女・歌子(布施愛織さん)、大叔父の賢吉(石丸謙二郎さん)とバス停で別れを惜しむ。
暢子がバスに乗り込もうとすると、賢秀は「俺が行く! やっぱり俺が、長男の俺が東京に行く!」と暢子をかばおうとする。賢吉が「何を言ってる今さらあ!」と怒ると、暢子は賢秀に「うちが行く。うちが東京に行きたいからさ」と笑顔を見せる。
暢子を乗せたバスが出発。窓からのぞく暢子の寂しげな表情を見た賢秀は「ありえん! やっぱりありえん!」と言って、バスを走って追いかける。すると、良子と歌子も兄に続く。「暢子ー!」「暢ネーネー!」「やだ行かないでー!」と叫ぶ3人の姿を見た暢子は「停めてください!」とバスから降り、3人の元へ走って、4兄妹で抱き合うのだった。
賢秀は「暢子は行かさない。誰も東京には行かさん!」と優子と賢吉に言い、続いて良子も「みんなでここで一緒に暮らしたい」、歌子も「みんなで幸せになります!」と言い切った。4兄妹の“決意”の前に、比嘉家の家計を心配して子供を東京に出すことに強く賛同していた賢吉も、何も言わなかった。
SNSでは「めっちゃ泣ける」「4兄妹の強い絆を垣間見れてボロ泣き」「兄妹の絆、結束力を認識した回」などのコメントが書き込まれていた。ただ、借金問題を抱えたままの一家に「何も状況変わってないのに『幸せになるぞ!わーい!』を見るなんとも言えぬ顔に初めて叔父に寄り添えた朝」と、賢吉に同情するコメントも見られた。
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