【カリフォルニア州ロサンゼルス23日(日本時間24日)発】米女子ゴルフツアー「DIOインプラントLAオープン」3日目(ウィルシャーCC=パー71)、67で回った畑岡奈紗(23=アビームコンサルティング)が、米ツアー通算6勝目に王手をかけた。

 第3ラウンドは、予選ラウンドを終えて通算7アンダーで首位に並んだ世界ランキング1位の高真栄(コ・ジンヨン=韓国)と最終組でスタート。前半で3つ伸ばした畑岡は、高に2打差をつけて単独トップで折り返した。しかし12番パー3で3パットのボギーを叩いた後の13番パー5でバーディーを逃し、そこで1つ伸ばした高に追いつかれてしまう。

 その後、ともに通算10アンダーで迎えた16番パー4で畑岡はバーディーを奪い、高がボギーとしたため、再び単独トップを奪い返した。すると17番パー4で高が大トラブル。2打目をグリーン左のクリークに打ち込み、クリーク内からの脱出を試みるが、2度も失敗した。結局ドロップを選んでこのホールだけで8打を要してしまった。

 終わってみれば、最も警戒すべき世界ランクトップは通算6アンダーの3位。2位のハナ・グリーン(オーストラリア)に4打差をつけての単独トップに立った畑岡は「あと1日、取り組んでいることに集中して18ホール楽しめたらいいと思う」。有利な状況を生かして逃げ切ることができるか。

 そのほか日本勢は、古江彩佳(富士通)と笹生優花(ICTSI)が通算2オーバーの49位。渋野日向子(サントリー)は通算3オーバーの57位となっている。