フランス1部パリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマール(30)が、一部サポーターへ挑発的メッセージを送った。

 パリSGは23日(日本時間24日)のホーム・ランス戦で後半23分のFWリオネル・メッシの先制弾でリードしたが、終盤に追いつかれて1―1で引き分け。それでも2季ぶり10度目のリーグ優勝を決めた。そんな一戦後は、優勝が決まったと思えないほど異様なムードだった。スタンドから歓声に交じってブーイングが飛び出す始末だった。

 しかもフランスメディア「フィガロ」によると、一部サポーターが事前の予告通り後半30分でスタジアムから退場。クラブ首脳陣への抗議として、スタジアム外で優勝の瞬間を迎えた。そんな状況にネイマールは、スポーツメディア「ESPN」に「一部サポーターがスタンドから去ったのはシュールだった」とコメントした。

 さらにブーイングについては「僕はあと3年契約が残っている。彼らはそのうちブーイングに飽きるだろうね」。欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でレアル・マドリード(スペイン)に敗れた直後のボルドー戦(3月13日)でメッシとともに、ブーイングを受けたことを念頭に置いたと思われる発言を行った。

 サラッと言ったが、退団希望説もささやかれるネイマールは契約満了までパリでプレーを続ける意向のようだ。