【東スポ音楽館】デビュー35周年を迎えた演歌歌手・島津悦子が27日に発売した記念シングルが「絆~きずな」(作詞・かず翼/作曲・弦哲也)だ。節目の年を迎えての意気込みを語った。

 ――新曲はどんな作品ですか

 島津「35周年なので、肩ひじ張らないような、皆さんが分かりやすい、明るい夫婦演歌でいきたいとお願いした作品なんです。長年連れ添った夫婦もので、妻から夫への思いを歌っています。2番の歌詞に『惚れてるだけでは 渡れぬ浮世』とあるんですが、結婚生活を何年も続けている方には共感できる部分が多いかなと思ってます」

 ――曲をもらった時の印象は

 島津「歌詞にもメロディーにも幸せ感が漂っていますし、かず先生からは『悦ちゃんがモデルだからね』って言われましたけど、前向きな明るい曲だなと。今まで私が歌ってきた曲の中でも、ありそうでなかった作品なので、とても新鮮な気持ちでレコーディングできました」

 ――35周年を振り返ってみて

 島津「1988年にデビューしたのですが、デビュー前の6年間ほどインディーズで歌手活動をしていたんです。だから、デビューできた時の喜びは今でも思い出に残ってます。35年間、一日一日をがむしゃらにやってきましたが、改めて振り返ると、星野哲郎先生や市川昭介先生など、すごい先生方に作品を書いていただいたなと。お金では買えない“財産”をたくさんいただいたと感謝してます」

 ――ブログにはネコの写真がいっぱいですね

 島津「『花』と『竜』というネコを飼っています。昨年の4月にウチに来て、花がキレイな時期だったので『花』と名付けたんです。ちょうどコロナの2年目ぐらいの時に、いろいろ舞台が延期になったりと、心が折れそうな時だったので、『花』が私を支えてくれました。癒やされましたね。『花』だけじゃかわいそうだなって思って、今年3月に『竜』を飼い始めたんです。かわいくて、見ているだけで笑顔になります」

 ――35周年はどんな年にしたい

 島津「やはり曲をヒットさせたいというのは歌手としてもちろんですが、10月19日に浅草公会堂で俳優の松井誠さんと本格的な時代劇の舞台をやらせていただくんです。お芝居をやりたいというのも長年の夢だったので、今から緊張しています。私の誕生日が12月24日で、例年、クリスマス&バースデーコンサートをやっていたんですが、2年間ほど、コロナで中止になったので、今年は35周年、ぜひ開催したいなと思ってます」